マルヤ通商株式会社
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塗料 Q&A

〔一般〕
Q1 油性(溶剤型)塗料の上に水性塗料を塗っても支障はないか。
つやのある油性(溶剤型)塗料の上に水性を塗る場合は、軽くサンドペーパー(#240位)をかけてから塗装するとよいでしょう。旧塗膜が焼付塗料の場合には、水性塗料はもちろん、油性(溶剤型)塗料を塗る場合もサンドペーパーで表面をあらして付着(密着)性をよくしておくことが必要です。
   
Q2 「合成樹脂調合ペイント」を塗った上に、「ラッカー」が塗れるか、逆の場合はどうか。
下の塗膜が比較的新しい「合成樹脂調合ペイント」の場合、上に「ラッカー」を塗ると合成樹脂調合ペイントの膜がラッカーでおかされて、シワになることがあるので塗れません。
古くなった塗膜でもラッカーにおかされる場合もありますので目立たない部分で試し塗りをしてください。
   
Q3 水性塗料を塗装してある木部、鉄部の上に、油性(溶剤型)塗料を塗ってもよいか。
水性塗料を塗り十分に乾燥した後は、「建物用ペイント」「さび止めペイント」「トタン用ペイント」などは塗れますが、「ラッカーうすめ液」を使う場合は、塗膜をおかされることが多いので、目立たない部分で試し塗りをした上で塗ることが必要です。
   
Q4 「シンナー」と「うすめ液」はどう違うか。
シンナーとは英語のうすめる物(THINNER)のことで、家庭用の”うすめ液”と同じ意味です。
   
Q5 水性塗料と油性(溶剤型)塗料とでは、どちらが耐久性がよいか。
両者とも用いている樹脂によってその特徴が異なり、適性を考えて用途が決められているのでどちらともいえません。
   
Q6 水性塗料は乾燥するとどうして水に溶けなくなるのか。

水性塗料は、水中に高分子の樹脂粒子が分散したもので、乾燥すると強いフィルム状の皮膜になるため水に溶けなくなります。

 
Q7 買ってきた塗料は開缶しない場合どの位もつか、一度使用した塗料の残りはどの位もつのか。
開缶していない場合には、3〜4年程度は支障なく使用できます。、また一度使用した塗料の残りは、適切に保存すれば1年くらいはもちます。
但し、水性塗料のうすめたものは、6ヶ月以内に使うようにしてください。
 
Q8 塗料の保存方法を知りたい。

開缶した場合としない場合や塗料の種類によって、保存の注意が違います。次の点に気をつけて保存してください。
1.開缶していない場合の保存方法。
  (1)高温、多湿の所や直射日光を避けて保存してください。
  (2)水性塗料は−5℃以下の場所を避けて保存してください。
  (3)エアゾール塗料は湿った場所など容器のさびやすい所や、40℃以上になる場所での保存はしないように
    特に注意してください。
2.開缶して使用した残りの塗料の保存方法。
  (1)大容量缶の場合で、残った塗料が少ないときには、残った塗料の量に適した別の容器に移しかえ、
    きっちりと蓋をして保存してください。
  (2)大容量缶以外の場合、水性塗料は、蓋をきっちりとして適切な場所に保存してください。
    油性建物用ペイント、油性トタンペイントや油性床用ニスなどは、皮張りを防ぐために、
    残った塗料の上にペイントうすめ液を少し張り、蓋をきっちりとして保存してください。

   
Q9 1回塗り、2回塗りとはどういう意味か。
塗装回数を1回で仕上げることを1回塗りといい、塗料が乾いたあとにもう一度塗装することを2回塗りといいます。
   
Q10 容器の中の塗料と乾いた塗膜の色が違うのはどうしてか。

次の原因が考えられます。塗料は乾燥するにしたがって
  (1)光の屈折率、反射率が変化する。
  (2)2種類以上の顔料を混合している場合に、顔料の浮き沈みが生じる。
  (3)エマルジョン塗料の場合は、樹脂の透明度が増す。
  (4)樹脂分の下地が吸い込まれる。

   
Q11 衣服についた塗料を簡単に落とす方法を知りたい。
簡単に、きれいに落とす方法はありません。衣服につかないように注意すること。また塗料がついてもよい服装で塗装することが大切です。



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